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株式会社ティー・オーエンタテイメント様

ビジョンオフィスが「トクするオフィス」である5つの理由

ティー・オーエンタテイメントのwebサイト -- まずティー・オー エンタテインメント(以下 TOE)の業務内容について教えてください。

[本田]: 弊社は、日本のコンテンツクリエイターのエージェント(代理人)業務を行う会社です。クリエイターが作った作品を、映画、映像、音楽、キャラクター、Webなどあらゆる形態に企画し、国内外に販売します。これまでは映像企画「One minute」のプロデュース、アメリカの映画制作会社との共同プロデュース作品「1303号室」、映画エンジェル大賞に入選するプロデューサーの育成、アニメ企画の開発などを手がけました。近い将来に、上場して広く資金を調達し、日本の優れたコンテンツをどんどん世界に送り出していきたいと考えています。

-- 現在の業績はいかがでしょうか。

[本田]: 今期は、売上げで前年比3倍は確実なところです。今後の受注が上手く回れば5倍までいけるかもしれません。

-- ビジョンオフィスに入居していることが、その売り上げ増に貢献した部分はあるでしょうか。

[本田]: あると思いますよ。ビジョンオフィスは「企業の成長阻害要因を取り除く」ことがコンセプトだそうですが、それは弊社のようなエージェント業態、つまり人と会ってナンボの仕事には、非常にしっくり来る話です。オフィスで阻害要因があるとまとまる話もまとまらなくなります。

[上原]: 今の本田社長のお話にあった「成長を阻害するオフィス。阻害しないオフィス」とは「入ってトクするオフィス。損するオフィス」とも言い換えられます。

[本田]: その言い方は分かりやすいですね。たしかにビジョンオフィスは、「入ってトクしたオフィス」でした。

-- 具体的にはどういうトクがあったのでしょうか。

[本田]: 大まかには、以下の5つになるでしょうか。

1. 商談がスムーズにクロージングできるというトク

2. 商談回数が増え、かつ効率化するというトク

3. 良い人が採用できるというトク

4. 既存社員の潜在力が引き出されるというトク

5. 経営者である私が言い訳をしにくくなったというトク

エージェント営業のクロージングで重要なことは...

-- それでは一つずつお聞きしたいと思います。まず最初の項目「商談がスムーズにクロージングできるというトク 」というのは具体的には?

[本田]: その質問にお答えするために、まず「商談クロージングの阻害となるオフィス(損するオフィス)」とはどういうものかを説明してみます。「クロージング段階で損するオフィス」とは、相手の「邪推」を招くようなオフィスです。

-- 「クロージング段階での邪推」...というと具体的には?

[本田]: 企画を見せて、相手をつかんで、プレゼンもして好感触を得た。次は、見積もりを出すなり、契約をするなりの「お金の話」になります。この段階で、もし我々が雑居ビルに入居していると知られたら、あるいは見られたとしたらどうなるか。「この会社、あんまり勢いなさそうだな」とか「汚いオフィスだなあ。こりゃ金繰り良くないとか、社長がケチかどっちかだな」と、「邪推」をされます。

邪推されたとしても、企画力なり熱意なりで跳ね返すことも不可能ではありませんが、やはり効率が悪い。あるいは成約したとしても、金額などの条件面で足下を見られかねない。こういう「しなくてもいい損」はしたくありません。

「トクするオフィス」が仕事のレベルを上げる

商談でトクをする、共同会議室「ビジョンルーム」 -- ここまでで「損するオフィス」がどういうものかわかりました。一方、ビジョンオフィスは、どういう風に「トクするオフィス」なのでしょうか。

[本田]: 単純に見た目がオシャレ。これはトクです。弊社を訪問する相手の頭の中には、「コンテンツのエージェント企業が入っているようなオフィス」について、「漠としたイメージ」があらかじめあります。ビジョンオフィスではそのイメージが「かたち」に具現化しています。相手の事前のイメージ通りなので、邪推もおきない。だから、クロージングもスムーズに進む。そういうトクです。

また「オシャレなオフィス」に入居していると、こっちとしても自信がつく。自信がつけば仕事のクオリティが上がります。すると大きなビッグ・プロジェクトも堂々と手がけられます。「オレたちの仕事内容なら、これぐらいの仕事を手がけて当然だ」という勢いになるのです。

-- つまりオフィスに投資をしたことで仕事が質の面でも受注額の面でもワンランク上がったと。

そういうことです。

商談効率化にビジョンオフィスがどう貢献しているか。

-- 次のポイント「商談回数が増え、かつ効率化するというトク」というのは、具体的には?

[本田]: 先ほども述べたとおり、弊社のようなエージェント業は、人と商談して、コミュニケーションしてナンボの仕事です。ということは単純な話、「打ち合わせが毎日、数多くできる状態」が、営業効率が良い状態といえます。

さてこでオフィスがオシャレになるとどうなるか。お客様がごく自然に遊びに来てくださるようになります。お客様が来やすいオフィス、にぎやかなオフィスは商談も活発化しているオフィスです。

ビジョンオフィスの場合、単純な話、オシャレなので人が集まりやすい。神田駅から一分かからないという立地も良いですね。

人材採用にビジョンオフィスがどう貢献しているか。

-- 3つめのポイント、「良い人が採用できるトク」というのは、具体的には。

[本田]: 我々のようなエージェント業の場合、経営資源は人だけなので、採用はきわめて重要です。優秀な人材を採用するためには、やはり良いオフィスがあった方が望ましい。「この会社はスタッフの働きやすさに気を配っている」ということが視覚的に伝わるべきです。特にコンテンツプロデュースの場合、「人々の夢」に関わる仕事なので、オフィスも「夢の持てる場所」である方が良いと思います。

面接は、ここビジョンルームで行うことが多いのですが、その場合、面接者の力量が、この部屋を見ての反応を通じて計れるというメリットもあります。

ビジョンルームでは、映写プレゼンも可能 -- どのようにして力量を計るのでしょうか。

[本田]: 実力のある応募者であれば、このビジョンルームの内装やプロジェクター設備などを見て、「こういう部屋があると、いろいろ利用できますね?」といった反応を見せます。そうした反応は、入社後に「誰を呼んでどんな打ち合わせをするのか」が、具体的にイメージできていることの表れと判断できます。

一方、あまり仕事意識の高くない応募者の場合、「へえ?、きれいなオフィスですね?」という物見遊山の反応になります。どちらが即戦力の人材であるかは明らかでしょう。つまり、このビジョンルームが、応募者に対する、「一種のリトマス試験紙」の役目を果たしているといえます。

成長の阻害要因がなくなることの、「キビシイ一面」

-- 次のポイント「社内の活性化(既存スタッフの潜在力が引き出せるようになった)」というのは具体的には。

[本田]: さきほどのリトマス試験紙の原理が、既存の社員にも同じように働くということです。今や、立派なビジョンルームがある、神田から一分の「お客様が来たくなる」立地にオフィスがある。仕事の武器は揃いました。

となるとお客様とどんどん交流して商談を活発化していかなければなりません。その原則を理解せずに、「キレイなオフィスで快適だな?」とのんびりしている人もいましたが、そういう人は、成果を出すことができず、最後は会社にいられなくなりました。一方、伸びる人はどんどん伸びてゆきます。

-- ビジョンオフィスは「成長の阻害要因を取り除くオフィス」ですが、なるほど阻害要因がなくなったからには、今度は成長しない言い訳ができなくなるということでしょうか。

[本田]: そういういことになります。これはこれで厳しい話ですね。

誰が一番気合いをいれなければならぬかというと...

-- 最後のポイント「経営者である私が言い訳をできなくなったというトク」というのは、具体的には?

[本田]: 先ほどのリトマス試験紙の例えが、最後には自分に返ってくるというパターンです。以前の雑居ビルにいた頃であれば、「今度こんなプロジェクトしたいな。あんな仕事もするべきだな」と思ったとしても、「でもそれにはお客様が喜んで来てくれるようなオフィスがいるな。今のオフィスでは無理だな。引っ越しも金もかかるし、大変だしな、まあ、今はやらなくていいや」というように徐々に自分の思考にブレーキがかかっていました。

ところが幸か不幸か、ビジョンオフィスに引っ越したおかげで、そういうブレーキがかけられなくなりました。というわけで、これからは社長である私がいちばん気合いを入れて成長していかねばなりません。

「ところでビジョンオフィスって、自衛隊に似てないですか。というのもですね・・・」

ビジョンオフィスへの引っ越しを決めた理由

-- ここから先は、ビジョンオフィスに入るまでの過去の話と、これからの未来の話を聞きたいと思います。まず過去の話からお聞きします。ビジョンオフィスに入居する前は、どういうオフィスにいたのでしょうか。

[本田]: 神田の古い雑居ビルの8坪ぐらいの部屋にいました。そこを選んだ理由は、家賃が安かったからです。

-- なぜ引っ越そうと思ったのですか。

[本田]: 単純に、人が増えて狭くなってきたからという理由が一つ。もう一つは、当時何となく感じていた閉塞感を打破したかったという目的もありました。

-- どういう閉塞感を感じていたのでしょうか。

[本田]: 6年間、勤めた出版社をやめてTOEを設立。まず本を一冊出版。二冊目は英語で出してみました。しかし出版だけではやがてやせ細るのは明白。このままでは、当初の目標である映画制作やコンテンツ・プロデュースにたどり着くのもいつのことやらという状態でした。「これじゃイカン、急成長するぞ。よし、上場して資金を調達して夢をかなえる。これからは上場目的会社として活動するぞ」と神田の雑居ビルの中で決意しました。

-- 決意して、それからどうしたのですか。

[本田]: 上場するにはどうすればいいのか、見当もつかなかったので、経産省の主催イベントに出展した時に、「上場したいんですけど、どうすればいいんですか」と経産省の方に質問しました。するとトーマツのベンチャー育成部を紹介されたので、そこから話を聞いて、いろいろ勉強しました。

そのうちに小泉首相が「コンテンツ元年」などと言い出すようになり、どうも時代の風向きが良くなってきた。いろいろ人脈も広がり、「実のある打ち合わせ」もできるようになってきました。

しかし雑居ビルではいかんせん人を呼びづらい。呼んでも狭くて打ち合わせができない。もはや引っ越すしかないと考えました。

ビジョンオフィスと自衛隊の共通点

-- その時の引っ越し先選びの基準は何だったのでしょうか。

[本田]: 現状より少し高いくらいの家賃で、現状より広く、それなりに人が呼べそうなオフィスを探していました。

-- ビジョンオフィスのことはどこで知ったのでしょうか。

神田を歩いているときに、ポスターが貼ってあったのを見て知りました。おお、なんかオシャレなオフィスだなと思い、さっそく物件を見学。家賃は、予定していたよりはるかに高いけれど、ここは何か良さそうだと思いました。

-- どのあたりが良かったのでしょうか。

[本田]: 見た目がオシャレということが一つ。もう一つは、家具もITも電話も全部揃っていて、着のみ着のままで引っ越してきても、その日からすぐに業務ができるとのことでした。引っ越しのような業務と直接関係ないところで、手間や時間、お金がかかるのは避けたかったので、これは有り難い話でした。

実際の引っ越しも、お金と時間を節約するために、業者に頼まず自分たちでやりました。パソコンや書類などの道具を、自分たちで運びました。

-- そうして業務を中断することなく新しいオフィスに入れたと。

[本田]: 体とパソコンさえオフィスに運びこんでしまえば、電話もネットワークも机も椅子も全部揃っている状態だったので、助かりました。自衛隊の入隊などで「パンツ一枚でやってきてOK。着替えも何もかも全部揃っているから」という勧誘文句がありますが、ビジョンオフィスもそれに近いものがあると思います。

ビジョンオフィスの入居基準は何かというと...

-- ここで上原社長にお伺いしたいと思います。ビジョンオフィスの場合、通常のオフィスビルとは違った意味で、入居審査が厳しいとのことですが、どのように厳しいのですか。

[上原]: 単純に言うと、ビジョンオフィスは、私が気に入った人、信頼できる人にしか貸したくありません。

-- 思い切ったことを言いますね。

[上原]: 別に高飛車に構えたいわけではありませんが、何といってもビジョンオフィスは、ものづくりの気持ちで、丹精こめて作った作品ですから、使いこなしてくれそうな会社にだけ貸したいのです。

-- どうういう会社だと使いこなせるのですか。

[上原]: 「成長中の会社」、「成長を志向している会社」なら使いこなせます。ビジネスモデルが良い会社と言い換えてもかまいません。ビジネスモデルさえ良ければ、非常に高い確率で成長できますから。

-- TOEの第一印象はいかがでしたか。

[上原]: 社長の本田さんが若いなと思いました。若いのはいいことです。また日本のクリエイターのエージェント業務をやるということで、そういうモデルはこれからいいんじゃないか、成長するんじゃないかと直感しました。本田さんも信頼できそうだし、この会社なら、ビジョンオフィスを活用して成長してくれるだろうと確信できました。

パターンメイド・オフィス、セミ・オーダーメイド・オフィスとは?

-- 再び、本田さんにお伺いします。ビジョンオフィスに入居するにあたり、不安はありませんでしたか。

[本田]: ビジョンオフィスに入った時は社員5人で、12坪の部屋を借りました。しかしその時の経営計画では、半年後には社員が10人になっているはずで、そうなると入って半年でまた引っ越さなければなりません。どうしたものかと考えあぐねました。

-- その問題には、どう対処したのでしょうか。

[本田]: まずは上原さんに相談しました。すると、「じゃあ、引っ越しが発生する半年後に合わせて20坪くらいの部屋を作ろう。その時はTOEさんの意向も反映させるから、どんどん意見を言ってね」との返答でした。そりゃありがたいということで快諾しました。

[上原]: 少々、補足しますと、TOEさんが最初に入っていた12坪の部屋は、パターンメイド・オフィス。次に引っ越してもらったのはセミ・オーダーメイドのオフィスです。

-- パターンメイドとセミ・オーダーメイドではどう違うのですか?

[上原]: パターンメイドは、ビジョンオフィスが設計した「作りつけ」のオフィスで、広さは原則10坪程度と小さめのオフィスです。一方セミ・オーダーメイドは、入居者の意向をある程度、反映した作りになっており、広さも20坪程度と広めになっています。

-- パターンメイドなら10坪程度。セミオーダーなら20坪程度。この広さの違いには何か理由はあるのでしょうか。

ティーオーエンターテインメントの仕事風景 [上原]: 10坪ぐらいの狭いオフィスの場合、レイアウトのバリエーションにも限界がありますが、20坪ぐらいの広さになると、相応の変化がつけられます。TOEさんは、入居当時は5人ぐらいの規模だったので、最初はパターンメイドのオフィスに入ってもらいましたが、それではやがて手狭になることは明らかだったので、やがてはセミ・オーダーメイドの方に移ってもらおうと当初から考えていました。社員10人ぐらいになると、セミオーダーメイドの方が仕事がしやすいはずですから。

[本田]:仕事のしやすさは、実感しています。10坪から20坪と二倍の広さになると、感覚的には三倍広くなったように感じます。不思議ですね。

-- なぜ、そのように感じるのでしょうか。

[上原]: 20坪になった段階で「レイアウト」の概念が持ち込めるからではないかと予想しています。社員4?5人の段階では、みんなで机を並べて働くのが基本スタイルであり、「レイアウト」はそれほど必要でもありません。

しかし社員数が10人に近づくと、そろそろ役割分担や部署の概念が発生します。役割分担は会社ごとに多彩なので、やはり入居者の意向をある程度、取り入れた方がよく、カスタマイズの重要性が増します。つまりセミ・オーダーメイドです。

ビジョンオフィスが提供したいのは、単なるハコとしてのオフィスではなく、ビジネスを加速させるための「コクピット」です。コクピットである以上、操縦者が使いやすいレイアウトにしたいと考えるのは当然です。

--  その理想は大変すばらしいと思うのですが、しかし、そのようにTOEの意向を取り入れたオフィスを作ってしまうと、TOEが出ていった後が困るのではないでしょうか。中古車販売においても、改造車というのは販売しにくい。それと同じように、セミ・オーダーメイドのオフィスも借り手がつかなくなる恐れがあると危惧されるのですが。

[上原]: TOEが実際に入っているオフィスを見れば分かりますが、決して、奇妙きてれつな「改造オフィス」にはなっていません。オフィス設計においては変えて良い部分と、変えてはならない部分があり、入居企業の意見を取り入れるのは、「変えて良い部分」だけです。また「変えて良い部分」については、実際に入居する企業の意見を聞くのは、どんな入居者にとっても働きやすいオフィスをつくる上で、有用だと思います。

なお、TOEの成長速度からすれば現在のオフィスもすぐに手狭になると予測されます。次の引っ越しの時には、一緒に話し合って「フル・オーダーメイド・オフィス」を作りたいと考えています。

-- フル・オーダーメイドとなると、よりいっそう「改造度」が増し、ますます入居企業を選ぶことになりますね。

[上原]: 確かに弊社にとっての表面的な空室リスクは増します。しかし、それでもなお挑戦したいですね。ビジョンオフィスは、例えばフェラーリのような、「客を選ぶ」オフィスになりたいと考えています。フェラーリは、それを買う人、乗る人に、「フェラーリにふさわしい乗り手」たるよう、ごく自然に強制します。それと同じようにビジョンオフィスに入居する企業には「成長すること」をごく自然に強制したいと思います。

-- ビジネスコクピットという概念、フェラーリとの比較...何だかメカっぽい話が続きます。

[上原]: 私の最初の社会人キャリアは、ホンダのテストドライバーでした。その後、不動産鑑定士の資格をとって、この業界に転身したのです。そうしたキャリアパスが考え方に影響を及ぼしているのかもしれません。

最後に

「とにかく、がんばります」 -- 最後に本田社長に今後の抱負をお聞きしたく思います。

[本田]: ビジョンオフィスは、「入居したからには成長しなければならないオフィス」、つまり虎の穴であるわけで、ご期待に添えるよう、早く成長して、早くフルオーダーメイド・オフィスに越せるようにがんばりたいと思います。


-- 今日は貴重なお話を有り難うございました。

企業情報

株式会社ティー・オーエンタテインメント 設立2003年4月

-事業内容-
作家、アーティスト、映像作家等、多数の人気クリエーターのエージェント業務、各種コンテンツ開発など

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